アミノバイタルってランニングに効果あるの?実際に飲んでみた

 

アミノバイタルとは

 アミノバイタルとは、味の素が出しているアミノ酸を摂取するためのスポーツドリンク、プロテインサプリメントのシリーズである。スポーツ時に大切なアミノ酸を快適に続けるために、重要なBCAAをはじめとするアミノ酸類をとることができるとうたっている。主なライナップとしてはアミノバイタルゴールド、アミノバイタルプロ、アミノバイタルの3種類がある。

 

そもそもなぜランニングにアミノ酸が必要か 

 人間の体は、主に60%の水分と20%のたんぱく質でできてきる。そのたんぱく質は20種類のアミノ酸で構成されている。人間の体はランニング等の激しい負荷を体にかけると組織が破壊され、それをたんぱく質で補おうとする。しかし、普段の食事等では吸収するスピードが量が間に合わない。それをカバーするために必要なのがアミノ酸を含むアミノバイタルだ。細かい科学的説明は味の素のホームページや他のブログを覗いてほしい。端的にいうと、マラソンのレース前にこれをとれば、レース中に粘れる体を作れるし、レース後にとれば素早い疲労回復につながるのだ。 

アミノバイタル飲んでみた。マズい(笑)

 筆者は中学から大学まで陸上を続け、引退後も市民ランナーとして走り続けてきた。レースの前後は必ずこのアミノバイタルプロを飲んでいる。飲んでみた味の感想は「子供用の粉薬」。ちょっと苦くて甘くてやっぱマズイ(笑)レースの1時間前に必ず飲むようにしているが、飲みやすくておいしいと思ったことは一度もない。

アミノバイタルのもう一つの効果!?

 私はレース前のルーティーンとして、このアミノバイタルプロを飲むという動作を必ず入れている。続けるうちに、「良薬は口に苦し」というようにこのマズさが体にいいのではないかと思うようになった。学生時代は特にこのサプリメントの効果を今ほど理解はしていなかったが、レース前に絶対に摂取することで、コンディションが良かろうが悪かろうが、「ちょっと高くてこんな不味い薬を飲んだからとりあえず大丈夫」と自分に根拠のない暗示をかけることができるようになった。フルマラソンにしろハーフにしろ、プロであれアマチュアであれ、レースは他人との競争であると同時に自分のメンタルとのの戦いである。そんな中でレースごとにこのアミノバイタルを飲むという動作を続けることで、それが精神安定剤のようなものになるのだ。それは、梅干し入りのおにぎりやかつ丼ではだめなのだ。このマズさと3600㎎のアミノ酸、4000㎎のアミノ酸が入っているという科学的根拠が自分に大丈夫と暗示をかけてくれる。皆さんにも実際の効果はさておき、レース前に自分の体にスイッチを入れるための儀式として取り入れてみることをおすすめする。私は意外と馬鹿にできないと思っている。